当初は先発出場するかと思われたのだが、17日にグロイター・フュルト戦に臨んだデュッセルドルフFW宇佐美貴史はまたベンチスタートだった。しかし、この一戦でチームを敗戦の危機から救う一撃を決めたのは大きい。
宇佐美は60分に投入されると、その15分後に大仕事を果たす。味方の落としを正確に受けると、素早いタイミングで右足シュート。タイミング、シュートのコースも抜群の一撃で、これには相手GKも反応できなかった。出場機会は限られているものの、宇佐美の才能はやはり別格だ。トラップから一連の流れは実に美しかった。
独『Rheinische Post』は「宇佐美がチームを救った」と称え、サポーターを対象にしたグロイター・フュルト戦のMOM投票でも宇佐美はトップとなる64%の票を得ている。チーム唯一の得点を奪った選手を称賛するのは当然のことだが、それでも高い評価を得たのは大きい。
あとはこれをスタメン出場に繋げられるかどうかで、日本代表FW原口元気が加わったこともあって宇佐美にはポジション確保へさらなる奮起が求められている。
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