油井管、ラインパイプなどエネルギー向け鋼管メーカー企業群のテナリスは、英国の独立系石油・天然ガス開発会社クリューサーオール(Chrysaor)と油井管(OCTG)・関連サービスを提供する3年間の長期契約を締結した。クリューサーオールが手掛ける北海の開発フィールド向けに、テナリスのサービスモデルである高品質商品・サービスと専門ノウハウを直接リグに提供する「リグ・ダイレクト」サービスを提供する。
クリューサーオールは昨年1月にオイルメジャーのシェルから鉱区を買収。現在、北海で三つのオフショア・フィールドで開発を手掛けている。
テナリスは昨年9月、スコットランドのアバディーンにサービスセンターを開設。厳格な品質、安全、環境管理のもと、1万8千トンの在庫機能を持つ。今回の長契締結で、同地から油井管用特殊ねじ継手「テナリス・ハイドリルブルー」やドライコーティング技術「ドープレス」加工をした油井管、関連サービスを提供していく。