瀧上工業、社員寮を半世紀ぶりリニューアル 欧州のビストロ風内装に

 中部地区Sグレードファブの瀧上工業(社長・瀧上晶義氏)は愛知県半田市内の社員寮「半田寮」を約半世紀ぶりにリニューアルした。

 半田寮は建設後44年が経過。老朽化が進み、一時は寮生が数人になることもあった。社員の福利厚生充実化の一環として昨夏より更新工事に着手。同年末に竣工した。

 一新した社員寮は、名鉄知多半田駅より徒歩で約15分の全44室。寮とは思えない欧州のビストロを思わせる内装で明るい雰囲気に。食堂に設置したカウンターキッチンを活用すれば自炊も可能。ガラスへの衝突防止マークに同社の事業である橋梁がデザインされており、細部にまでこだわった。また、リニューアル前は倉庫として活用していたスペースを談話室に更新。同社によると、自室より広いスペースを活用し、談話室で勉強に励む寮生や寮生間のコミュニケーションが闊達になるなど思わぬ効果も出ているそう。

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