太平洋側で変わりやすい一週間

今週も、気温的な季節は足踏み状態です。ただ、天気のパターンは、ちゃんと春へと向かっています。真冬には乾燥した晴天の続く太平洋側で、すっきりと晴れる日が少なくなることが、そのひとつ。冬型が続かず、南の海上を低気圧や前線が頻繁に通ることが原因です。きょうは、雨雲が陸地にかかる所は少ないですが、この先一週間だけでも、金曜日前後、月曜日前後に通過する予想で、予報はきょうのように、直前まで大きく変わる可能性があります。幅を持って予定を立てておいてください。

その前線の北側にある本州付近は、真冬が続いていますが、南側にあたる沖縄はいま別世界、4月並みの陽気が続いています。本州付近は、まだまだ今月いっぱい冬が優勢ですが、春の空気がそこまで来ているのは確かです。

気象予報士・美濃岡 洋子

画像について:20日午前9時の予想天気図。

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