「差別反対の意思表示を」朝鮮学校補助金停止問題 26日署名提出

【時代の正体取材班=石橋 学】県が朝鮮学校に通う児童・生徒への学費補助を打ち切った問題で、補助金の支給再開を求める署名活動が19日、横浜駅前で行われた。神奈川朝鮮中高級学校(横浜市神奈川区)の生徒や市民団体メンバーらが「等しく保障されるべき学ぶ権利を守るには、皆さんの差別に反対する意思表示が必要」と賛同を求めた。  署名集めは市民団体「朝鮮学校に通う子どもたちへの『学費補助』再開を求める県民会議」の呼び掛けで昨年10月に始まった。1次集約分約2万筆が26日に朝鮮学校の生徒らの手で県私学振興課に届けられる。

 県民会議の高梨晃嘉さんは「黒岩祐治知事は『補助金支給は県民の理解が得られない』と言うが、多くの県民が署名に応じてくれた。やはり同じ県民である朝鮮学校の子どもたちの声とともにしっかり受け止めてほしい」と話している。

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