元街小児童が獅子舞・龍舞を披露 春節の一環

 横浜市立元街小学校(同市中区)の2年生94人による獅子舞・龍舞の発表会が19日、横浜中華街内の山下町公園で行われた。横浜中華街発展会協同組合が主催する春節行事の一環。大勢の保護者らが見守る中、子どもたちは地域に根付く伝統芸能を元気いっぱいに披露した。

 同校では20年以上にわたり、2年生が獅子舞に取り組んでいる。横浜中華学院(同区)の伝統文化指導担当・謝賢栄さんが一貫して教えており、後に龍舞も導入した。小ぶりの獅子は発展会などから寄贈され、赤・青・黄色の龍は子どもたちの手作りという。

 謝さんの指導の下、秋の運動会では獅子舞・龍舞体操に取り組んだ2年生。この日は司会・進行や太鼓などの楽器演奏も手掛け、真剣な表情で踊りきると、大きな拍手が送られた。

 龍舞を披露した男子児童(8)は「他の人と、うまく動きを合わせることができた」と満足げ。謝さんは「(この経験を通じ)子どもたちが自信と誇りを持ってくれたら」と話していた。

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