ダイヤモンドバックス・ホール球団社長に単独インタ
メジャー各球団がスプリングトレーニングを開始する中、ダイヤモンドバックスもキャンプイン。昨季ワイルドカードでプレーオフに駒を進めたチームはオリックスから海外FA権を行使した平野佳寿投手を獲得しており、日本のファンからも一層注目を浴びる年となりそうだ。このほど同球団のデリック・ホール球団社長に単独インタビューを実施。今季にかける思い、新加入の平野への期待などについて語ってもらった。
――2017年はダイヤモンドバックスにとっていい年でしたが。
「2016年からとてもいいチームとなり、かなり期待していたけど、ケガや不運が重なって残念な結果になった。去年はより理想に近いチームとして機能していたよ」
――今シーズンの抱負は?
「今年はかなり期待している。ヒラノが加わったこと。それと、ブルペンにアーチー・ブラッドリーが加わり、ブラッド・ボークスバーガー、そしてヨシ(ヒラノ)とかなり盤石だと言える。先発陣もリーグを見渡してもかなり高いレベルだね。いい年になると思うよ」
――打撃面では?
「こちらもかなりいいと言える。ポジションで見ても、ゴールドシュミット、ラム、アビラ、ポロックといい選手が揃っているし、二遊間は層も厚い。かなり強力なものだと思ってるよ」
平野加入に「日本人選手が来てくれることは本当に嬉しく思う」
――平野を獲得しましたが、日本人選手については?
「日本人選手は大好きだ。ヒデオ・ノモ(野茂英雄)をはじめ、ドジャースにいた頃から日本人選手を呼んできたし、ここでもそれを続けたいと思っている。日本ハムが(キャンプに)来て、プレーを見て、上層部とも話ができて、とても良い関係を保てている。今年も日本へ行く予定があるんだ」
――ダイヤモンドバックスに来て何年に?
「今年でもう14年目になる。タカシ・サイトウ(斎藤隆)が以前にプレーしたが、また日本人選手が来てくれることは本当に嬉しく思うよ」
――平野への期待は。
「彼がクローザーを希望していることは知っている。その実力があることも知っているが、今はチームにクローザーができる選手が3人いる。このスプリングトレーニングでの状態を見て、決めていくつもりだよ」
(Full-Count編集部)