「子ども五行歌」でふれあい 辻堂の商店街でパネル展 藤沢市

「子どもたちの五行歌を楽しんで」窪田委員長(右上)と商店街のメンバーら

 ほたるをそっと

 手で包む

 うれしいな

 小さな光を

 つかまえた

 八松小4年 小林 拓夢

 辻堂駅南口の湘南銀座商店街振興組合(小林準一郎理事長)の協力の下、明治地区の「五行歌でふれあい実行委員会」は、17カ所の掲示板で「ジュニア五行歌展」を開催している。明治小・中、羽鳥小・中、八松小の児童から1278首が寄せられ、同委員会が120首を選出。3月26日(月)まで展示している。

 明治地区では16年前から学校・家庭・地域の三者連携事業として活動をスタート。子どもたちの想いや日常を五行で表現する「五行歌」を通じて、交流を図っている。公民館や地域の祭りで作品を発表しているほか、冊子にまとめて児童全員に配布している。これらの諸費用は、地元の商店や企業、個人からの協力金から拠出。窪田園子実行委員長は「子どもたちにとって初めての『マイブック』になる。予算も限られて大変だが、地域のみなさんの協力で続けることに意味がある」と話す。

 商店街の小林理事長は、「『お孫さんの歌が展示されていますね』などと、お客様や地域の方と会話が弾むきっかけになり、コミュニケーションツールの役目を果たしてくれる」と語る。

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