コケ再利用、自然と共生 綾の「雛山」

雛山づくりに再利用するため、養生されたコケ

 綾町ユネスコエコパーク推進室は、春の風物詩「雛山(ひなやま)」の材料として欠かせないコケを再利用し、制作者に配る事業に取り組んでいる。2年前にスタートしたもので、今年は昨年使用した後に養生したコケを雛山1カ所で使用することになった。伝統行事の継承と自然の保全を両立させる取り組みで、担当者は「エコパークに登録された地域らしく、雛山が自然と共生する持続可能な行事になれば」と意気込んでいる。

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