『Mediaset』は19日、「ラツィオのスポーツディレクターを務めているイグリ・ターレ氏は、DFステファン・デ・フライとの契約交渉が決裂したことを明らかにした」と報じた。
今季限りでラツィオとの契約が満了になるデ・フライ。マンチェスター・ユナイテッド、マンチェスター・シティ、ユヴェントス、インテル、リヴァプールらが関心を持っているという。
怪我を負っていた時のケアに感謝しているデ・フライは、ラツィオと契約を一旦更新したいと考えていると伝えられてきた。
しかし、その交渉のネックになっているのが代理人や仲介業者の存在だとも発表されており、スムーズに話し合いが進んでいないことも明らかになっていた。
そして今回ラツィオの選手人事を担当するターレ氏が以下のように話し、デ・フライとの交渉は打ち切ったと宣言した。
イグリ・ターレ 「ラツィオは、デ・フライとの新たな契約を結ぶための提案を取り下げることにした。
それは何ヶ月もの間行われてきた交渉の結果、選択することになったものだ。物事が進む方向にも限界というものがある」
「デ・フライは模範的なプロフェッショナルであり、シーズン最後まで同じようにやってくれるであろう。我々はそれに感謝している。
彼はクラブに多くのものをもたらしてくれた。我々は彼にいい取引を持ちかけた。
しかし、我々の道は6月に別れていくことになる。
これは公平さの問題なのだ。この結果を発表するに適切な時期ではない。しかし、我々は今晩レスポンスを行わなければならなかった。
前向きに行くべきである。ラツィオはこの数年成長をしてきたクラブであるし、今後も続いていくだろう。なぜなら、我々は選手が不足していないからだ」
(デ・フライには冬に移籍金1200万ユーロでのオファーがあった。フリーになれば多くのクラブが関心を持つ)
「彼が他のクラブとの契約条件に同意することに問題はない。その交渉は公正なものである。
我々は正しいことをしてきたが、最後に物事は変わった。もはやこの道を歩み続けることを望んでいない」