コンテはなぜモラタとジルーを先発させなかったのか 「モラタとアザールを一緒に先発させれば……」

チェルシーを率いるコンテ photo/Getty Images

20日にチャンピオンズリーグ決勝トーナメント1回戦1stレグでバルセロナと対戦したチェルシー指揮官アントニオ・コンテは、前線にウィリアン、ペドロ・ロドリゲス、エデン・アザールの3枚を並べる策を選んだ。

ベンチにはアルバロ・モラタ、オリヴィエ・ジルーとセンターフォワード2枚が揃っていたのだが、コンテは小柄でスピードのある3人を先発させた。英『BT Sport』によると、コンテはチームのバランスを保つうえで自身の判断が正しかったと手応えを口にしている。

「我々のプランは非常に良かったと思う。選手たちの努力は素晴らしかった。1‐1という結果は気の毒でもある。今夜の我々はそれ以上の結果にふさわしかった。モラタをアザールと一緒に先発させれば、ペドロかウィリアンが外れることになる。それでは我々のバランスは崩れただろう。自殺行為だよ。パーフェクトに近いゲームだったと思う。ミスはたった1つだけだった」

右サイドのウィリアンと左サイドのペドロは懸命に守備に走り、中のスペースもきっちりと埋めていた。これはアザールやモラタに求められない仕事で、[5-4-1]のブロックを形成するうえでコンテの策はヒットしたと言えるだろう。

結果的にアウェイゴールを与えて1‐1のドローとなったものの、チェルシーの思惑通りにゲームが進んでいたと言っていいはずだ。2ndレグでコンテはどのような策を選ぶのか、指揮官の戦術にも注目だ。

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