2020年東京 目指すのは、最強の50歳 副島正純選手 (車いす陸上)

2004年アテネパラリンピック400mリレーで銅メダルを獲得し、以降3大会連続パラリンピック出場の車いす陸上・副島正純(47)選手が登場。
副島選手が今、競技の合間に行なっているのが、子供たちのための『車いす陸上の体験教室』。この日、東京都内の小学校に集まった20人ほどの子供たちの多くが、競技用の車いすに乗るのは初めて。通常の車いすとは違って前屈姿勢でハンドルを握る必要のある競技用車いすに、おっかなびっくりだった子供たちに、副島選手は優しく寄り添い、声をかけていました。
子供たちにスポーツの楽しさを知ってもらいたい。車いす陸上と出会うことで、人生が変わるかもしれないその”きっかけ”になりたい。そう話した副島選手。体験教室の最後に行なわれたのは、チーム対抗のリレー対決。競技用の車いすに少し慣れた子どもたちは、満面の笑みで風を感じ走っていました。そして、アンカーに登場したのは副島選手。あっという間に子どもたちを抜きさるそのぶっちぎりのそのスピードに、会場からは大きな歓声があがりました。競技者として、また指導者として走り続ける副島選手の”その先の自分”とは?


副島正純(そえじま まさずみ)

副島正純選手 (車いす陸上)

一般社団法人ウィルチェアアスリートクラブ ソシオSOEJIMA所属
1970年生まれ、47歳。長崎県諫早市在住。
23歳の時、家業である鉄工所の作業中、鉄板落下の事故により脊髄を損傷し車いす生活となる。入院中に障がい者スポーツと出会い、スポーツの楽しさに魅了され、車いすマラソンを開始。2000年から、世界トップレベルを目指し、本格的に競技活動を開始。
2007年からは毎年ワールドメジャーマラソン大会に出場し、東京マラソン、ボストンマラソン、ニューヨークシティマラソン、ベルリンマラソンなどの多くのマラソン大会で優勝。2014年4月、自身も世界トップアスリートとして活動しながら、一般社団法人を立ち上げ、車いすの子ども達が世界レベルの競技者を目指せるような環境の提供と指導を行い、子ども達の車いすアスリートへのチャレンジをサポートしている。また、2015年6月には東京マラソン車いすレースディレクターに就任。国内外で活躍する選手が競い合う世界最高レベルの車いすレースを目指し、車いすレースのレベルアップや、車いすレースの魅力を伝えている。

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