「末病バレー・ビオトピア」4月オープンへ 仏シェフ監修のフレンチも 南足柄市・大井町・松田町・山北町・開成町

工事が進むブルックス大井事業所の本館前

 大井町山田のブルックス大井事業所に今年4月、「未病バレー・ビオトピア」がオープンする。県西地域活性化プロジェクトの拠点施設として地域の特長を生かした食や運動を提供して、健康な暮らしを啓発する。

 神奈川県の黒岩祐治知事が提唱し、健康・医療の国家戦略にも昨年2月にその定義が盛り込まれた「未病」。病気と健康の間を行き来する「未病」を改善する取り組みは神奈川県が先進で、県西地域における拠点にブルックスと大井町が名乗りを上げた。

 この春にその拠点施設となる「未病バレー・ビオトピア」がオープンする。ビオ(Biо)は「命」、トピア(ТOPIA)は「理想郷」を表すユートピアの意味で「訪れた人が新たな自分を知り、食や運動、癒しを通じて発見と驚きを提供していく」としている。

 ブルックスは、本館前の既存売店建物で改修工事を進め、4月末のオープンをめざしている。

 ビオトピアには、フランス最優秀職人章を受章したフランス人シェフが2市8町の食材などを使い監修するフレンチ料理や、和食、カフェ、県西地域の特産品や発酵食品、リラクゼーション雑貨、野菜や輸入食材などを扱うマルシェも入る。

 4月上旬にもその全容が発表される予定。HPは「ビオトピア」で検索。

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