県内公立高初の追検査 全日制75人受験

 2018年度の県内公立高校入試「入学者共通選抜」の追検査が20日、藤沢市の県立総合教育センターで行われた。14日に行われた入試で、インフルエンザなどに罹患(りかん)して会場に来られなかった受験生を対象に初めて実施された。

 全日制で追検査を行った高校は59校(市立7校を含む)で、合わせて75人が同センターで受験した。受験者数は5万1369人となり、平均競争率は1・19倍(14日時点で1・20倍)に変わった。同じく定時制では、2校(市立1校を含む)を志願する2人が受験して受験者数は1774人、平均競争率は0・66倍で14日と変わらなかった。

 追検査は試験当日に病気やけがなどで、医師が欠席はやむを得ないと診断した受験生に限り許される。試験当日か、翌日昼までに中学校を通して志望する高校に診断書などを提出する必要があり、各高校が追検査の対象者となるかを判断する。

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