トップ選手が直接指導 坂戸小で交流 アメフット富士通

 アメリカンフットボール日本選手権で連覇を遂げた富士通フロンティアーズの8選手が21日、川崎市高津区の市立坂戸小学校で6年生約90人と交流した。児童たちはあまりなじみのない楕円(だえん)形のボールを笑顔で追った。同市内を本拠地とするトップアスリートが巡回指導する「ふれあいスポーツ教室」の一環。

 主将の宜本潤平選手をはじめ、日本代表にも名を連ねた竹内修平選手や石井悠貴選手らが先生役を務めた。児童たちはパスを投げてもらったり、二回り近くも大きな選手に2人がかりでタックルしたり。最後は「ご飯をどのぐらい食べますか」「彼女はいますか」といった無邪気な質問で、選手から本音を引き出した。

 アメフット初体験という赤羽根凰雅君(12)は「何をするにも一緒にやってくれて楽しかった。実際に試合を見てみたい」とにっこり。田中悠太君(12)も「タックルしても動かなくて、すごく大きかった」と目を丸くした。

 市立小学校ではフラッグフットボールを体育の授業に取り入れるなど普及への下地はある。宜本選手は「少しでも興味を持ってくれる人が増えてくれたら」と期待を寄せていた。

© 株式会社神奈川新聞社