川崎旧民進系が政治団体を設立 代表に笠氏

 川崎市内の旧民進勢力の国会議員、県議、市議が21日、政治団体「フロンティア川崎」の設立届を県選挙管理委員会に提出した。

 来春の統一地方選に向け、国政の民進党分裂に左右されず、市議会や地方政治でまとまった勢力を維持するために活動する。代表には民進党を離党し現在は希望の党の笠浩史衆院議員(神奈川9区)が就いた。

 民進みらい川崎市議団は、任期中は現在の会派勢力を崩さない方針を確認しているが、選挙戦は民進、立憲民主、無所属などに分かれる可能性もある。このため政治団体を通じて候補者乱立による共倒れを防ぐとともに、地域の政策課題を話し合い、改選後も現在の議会内勢力の維持を目指していく。

 

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