CAはレストで何しているの?
国際線の長距離を飛ぶ飛行機にはクルー専用のベッドがあるのをご存知でしたか?
カーテンで仕切られたベッドで個室になっているのです。
1食目のサービスが終わってから2食目のサービスまではだいたい5時間ほどの時間があります。
その時間を半分ずつ交代でお休みする仕組みをレストと言います。
短い時(アメリカの西海岸など)は1時間、長い時(アメリカの東海岸など)は3時間ほどの休憩ができます。
「そんなに休めるんだ」と思われた方もいらっしゃるかもしれません。
ですが、これがなかなか休めない!
直前まで頭フル活動で仕事していたのですから、ましてや日本時間の夕方に寝なければいけないなんて時はなかなか寝付けず、眠たいまま次の2食目のサービスを始めるなんてこともあるのです。
そうならないように、しっかりと休みをとるためのCA流秘訣をご紹介します。
こまめに休息を取らなくてはいけないとき、短時間でしっかり休みたい時などにぜひご参考くださいね。
リラックスする体勢を整える
これはCAそれぞれ違います。
例えば、筆者はスカーフとベルトとスカートのチャックを外し、髪の毛もほどいて寝るのが好きでした。
中には髪はほどかず首元に枕を敷いて寝る人、コンタクトまで外す人、ストッキングを脱ぐ人など、人それぞれ自己流のリラックスする体勢があるようです。
自分の一番落ち着く体勢になる事で仕事モードをいったんオフにして次の仕事に備えてます。
機内の乾燥対策もしっかりと
CAにとって休憩時間は特にマスクは手放せません。
機内はご存知の通り乾燥しています。
もちろん、クルーバンク(クルー専用ベッド)も同様です。
マスクを付けて寝ると乾燥から喉を守ってくれるだけでなく顔全体の保湿にもなります。
起きたら、顔もカピカピ、喉がイガイガで身体が不調を感じるということにならないためにも、 マスクは季節を問わずCAにとっては必需品です。
マスクに一手間加えて更なる保湿を
さらに、マスクをつける前に一手間加えることで、更なるリラックス効果と保湿効果を期待することができます。
それは、ラベンダーのボディオイルをたっぷり塗って寝ること。
筆者は、ニューヨークのホールフーズマーケットで購入したオイルを愛用しています。
体用ですが、乾燥がひどいので顔や手にも塗っています。
顔は全体に塗るとお化粧がはがれてしまうので、ほうれい線や口周り、目じりの脇にたっぷり塗ってます。
その後にマスクで蓋をするようにして寝ると、起きた時にカピカピなんてことはまずありません!
どんなに疲れたフライトの時でも必ず欠かさなかったオイルケア。
そしてこのラベンダーの香りはリラックス効果抜群!
一瞬にしてリラックスする事ができます。
皆さんもお気に入りの香りのオイルを見つけて、飛行機の移動時間もリラックスして過ごされてみてはいかがですか?
レスト中に雑誌を読んだり音楽を聴いたりするCAもいるようです。
しかし、私はいかにリラックスしてしっかりと休むかを大切にしていたので、レストに入ってカーテンを閉めたらすぐ眠れる環境を作るのが重要でした。
皆さんも飛行機だけでなく、日ごろの生活の中でも自分流のオンオフスイッチを見つけて短い時間でもしっかり休んでくださいね。