川島町を拠点とするサッカーJ2「横浜FC」が2月25日(日)にホーム・ニッパツ三ツ沢球技場で2018年シーズンの開幕戦を迎える。2007年シーズン以来となるJ1昇格へ向け、元日本代表のMF松井大輔選手を獲得するなど積極的な補強を進めたチームは、11月まで42試合を戦い抜き「悲願達成」を目指す。
昨シーズンは序盤こそ好調を維持し一時は首位を走り、J1昇格への希望が見えていた同チームだったが、中盤に入ると失速。勝ち点を伸ばすことができずJ1昇格プレーオフ進出を逃しシーズンを終えた。
11年振りの昇格を見据えた今シーズン、チームは1月にフランスリーグなどで活躍した松井選手を獲得するなど積極的に戦力補強を進めた。入団発表で松井選手はかつてチームメイトだった三浦知良選手の存在を移籍理由のひとつに挙げ、「このチームでJ1に復帰することしか考えていない」とコメントした。
チームは1月中旬から2月中旬にかけてベトナムと宮崎で合宿を実施。シーズン開幕へ向けチーム力アップを図った。
チーム創設20年
1998年に「横浜フリューゲルス」が消滅し、翌年に誕生した横浜FCは今年20年の節目を迎える。
発足当時、チームは立ち上がったものの所属選手はなく、スポーツダイレクターとして現在もチームに携わる奥寺康彦氏らが電話で呼びかけ15人の所属選手を確保したことで、協会にチームとして認められた。拠点がなく土のグラウンドを転々としながら下部リーグから船出した歴史を持つ。
今シーズン、ユニフォームにはクラブ創設経緯の象徴として不死永遠のシンボルであるフェニックスをデザインした記念ロゴマークをあしらい試合に臨む。
主将は昨年に続き佐藤選手が就任
今シーズン、チームをけん引する主将には昨シーズンに引き続きMF佐藤謙介選手が就任。在籍8年目を迎える同選手は「昨年果たすことができなかったJ1昇格という目標を達成できるよう、全力でチームを引っ張っていきたい。応援よろしくお願いします」とコメントしている。松本山雅FCを迎える25日の開幕戦は午後2時キックオフ。