自転車トラブルが傷害事件に発展 伊勢原署

 伊勢原署は21日、傷害の疑いで、伊勢原市内に住む会社員の男(36)を現行犯逮捕した。

 逮捕容疑は、同日午後8時15分ごろ、同市伊勢原3丁目の路上で、市内に住む男性会社員(38)を投げ飛ばすなどして、頭にけがを負わせたとしている。

 同署によると、2人に面識はなく、自転車で帰宅途中に交差点で同じ方向に曲がった際にぶつかりそうになったという。その後、逮捕された男が前方を蛇行運転するなどして進路を妨害したため、男性が「危ないじゃないか」と注意。逮捕された男が自転車から降りて男性の自転車を止めさせて、いきなり投げ飛ばしたという。

 駆けつけた同署員が男を取り押さえた。当時酒に酔っており、「頭にきてやってしまった」などと容疑を認めている。

 同署は「自動車の通行トラブルはよく聞くが、自転車同士で傷害事件に発展するケースは珍しい」としている。

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