第二の櫻井と呼び声が高い関西発のインテリセレブはジャニーズWEST・中間淳太

「奥さんっ」と、カメラ目線で語りかける。ジャニーズWEST・中間淳太が、木曜レギュラーの『ヒルナンデス!』(日本テレビ系)で見せる顔は、主婦に優しい癒し系だ。期せずして漏れてしまう天然ボケな一面は、年上女性のハートをがっちりキャッチ。グループ最年長(30歳)だけあってしっかり者だけに、そのギャップ萌えがあるようだ。

茶髪は、ジャニー喜多川社長のアドバイス。忠実に、ずっと守っている。大きな瞳と、分厚い唇。これは台湾人の父と日本人の母から譲り受けたチャームポイント。彼は、ハーフなのだ。

小学4年生からのおよそ6年間を台湾で過ごし、小6のとき、KinKi Kids台湾公演にあわせて募集された“台湾Jr.”に応募。ジャニーさんから「日本に帰ったら電話して」と言われ、帰国後の03年に入所した。ジャニーズWESTとしてCDデビューにいたるまでに、11年2か月もかかっているが、仲間由紀恵主演の高視聴率ドラマ『ごくせん』(日テレ系)の第3シリーズと、映画化にも出演して、俳優デビューは華々しい。メンバーの桐山照史と組んだダンス&ボーカルデュオ・B.A.D.は、関西ジャニーズJr.のなかで群を抜いた人気を誇った。

先の『ヒルナンデス!』で見せる奥さんキラーな一面は、あくまでもペルソナ。地元・関西のローカル番組で見せる顔こそ、彼本来だ。

関西学院高校を卒業後、関西学院大学に進学して社会学を学んだ。毎日放送の『ちちんぷいぷい』(隔週金曜レギュラー)で受け持つコーナー“中間淳太のじゅん愛いきもの係”はロケだが、朝日放送の情報バラエティ『教えて!NEWSライブ 正義のミカタ』はスタジオのレギュラーメンバー。日米問題や北朝鮮、韓国ほか諸外国の情勢、天皇即位などに素朴な質問を投げ、自己見解を述べる。その堂々たるコメント力は、ジャニーズ次世代キャスターの筆頭格。“ポスト櫻井翔”といっていい。

そのうえ、「関西の財閥」と言われるほどセレブ。ここも、幼稚舎から大学まで慶應だった櫻井と同じだ。中間の場合は、祖父が貿易関連の企業を経営しており、台湾の実家は、ホテルのような外観で、大理石の玄関。関西ジャニーズJr.だったころ、8万円のレッスン着に17万円の靴を着用していき、仲間Jr.をドン引きさせた。二十歳の記念には、完全オーダーのカシミアのセーターを親からもらった。

スタイリッシュな容貌で裕福。台湾語、英語、日本語を話せるバイリンガルで、高学歴。もはや、無敵。3月4日には満を持して、『ワイドナショー』(フジテレビ系)に初出演。ジャニーズタレントではSMAP、中居正広に次ぐ快挙だが、司会の東野幸冶は“正義のミカタ”になってくれるか……。

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