東急が1年定期券 売り場の混雑緩和へ 大手で初、3月発売

 東京急行電鉄(東京都渋谷区)は、大手鉄道会社では初という12カ月の定期券を発売する。これまでは6カ月が最長だったが、購入が集中する時期の売り場の混雑緩和や、有効期間を延ばすことで利便性向上を図る。発売開始は3月17日。

 発売区間は東急線全線で、通勤、通学定期券が対象となる。金額は1カ月定期運賃を12倍した額の1割引き。10円未満の端数は切り上げる。

 乗車距離が21〜25キロ(渋谷−横浜は24・2キロ)の通勤定期券の場合、1カ月は9910円、3カ月は2万8250円、6カ月は5万3520円、12カ月は10万7030円。同距離で通学定期券は、1カ月が4190円、3カ月が1万1950円、6カ月が2万2630円、12カ月が4万5260円となる。

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