川崎駅北口供用始まる 回遊性向上に期待の声 川崎市川崎区・川崎市幸区

供用が始まった北自由通路、北改札(左)と記念のテープカットを行う関係者

 JR川崎駅の北口通路と北改札が完成し、17日から供用が開始された。

 同駅の北口改札は1988年(昭和63年)に廃止されて以来の復活となる。市は2010年、JR東日本と覚書を締結。2013年から工事が進められてきた。

 完成にともない駅ビル「アトレ」も増床。北口改札内に「エキナカ」と呼ばれる商業施設がオープンしたほか、イベント広場・テレビ局のサテライトスタジオが開設された。北口通路には行政サービス施設が完成。観光案内所やかわさきの名産品を販売するコーナーも設けられた。

 記念式典で福田紀彦市長は「開放感がある。今の川崎を象徴する通路」と述べ、利便性が高まり、東西の回遊性がさらに増すことを期待した。斎藤文夫川崎市観光協会会長は観光案内所について言及し「観光川崎ここにありと、全国にPRできる」と喜んだ。

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