児童、プログラミング体験 厚木

 2020年度から小学校で必修化されるプログラミング教育を体験する授業が21〜22日、厚木市立戸田小学校(同市戸田)で行われた。県職業能力開発協会から招いた講師の指導を受けた高学年の児童がタブレット端末にプログラムを入力し、ロボットに動作の指示を出した。

 授業では、タブレット端末からロボットに発語させる言葉を入力し、「腕を上げる」「歩く」など動作のメニューを選んだ。そうした指示を組み合わせてロボットを操り、プログラムを構築する考え方を学んだ。5年生担任の大橋寛生教諭は「児童ののみ込みが早く、端末をタッチして試しながら学んでいた」と振り返った。

 馬場良一校長は「子どもたちと共に、教師もプログラミング教育に備える意識を持ってもらおうと試行した。必修化に向けて今後も準備を進めたい」と述べた。

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