中学生が英語で交流 鎌倉、JICA研修員と

 国際協力機構(JICA)の研修員と中学生が英語で交流する出前授業が23日、鎌倉市立御成中学校(同市笹目町)で行われた。ケニアやインドネシアなどアフリカやアジアの12カ国から来日している14人と3年生約120人が互いの文化に触れた。

 元JICAボランティアが教育現場などで国際理解を広めようと県内や都内で活動するNPO法人「シニアボランティア経験を活かす会」とJICA東京が協力。御成中ではこれまでに2回実施している。

 授業はすべて英語で進行。生徒はグループに分かれ、研修員が1人ずつグループを回って出身国の特徴や文化を発表した。クイズを交えたり、踊りを披露したりする研修員も。生徒たちはすぐに打ち解け、英会話や百人一首を一緒に楽しんだ。

 生徒は「それぞれの文化や国旗の意味に驚いた。自分の考えを英語で伝える力をつけ、いろいろな国に行ってみたい」と目を輝かせていた。

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