<レスリング>5.16~18東日本学生リーグ戦は従来と同じ階級で実施

 東日本学生連盟は2月24日、都内で総会を開催し(右写真)、今年5月16日(水)~18日(金)に東京・駒沢体育館で行なわれる東日本学生リーグ戦の実施階級を、昨年までと同じとすることを決めた。

 世界レスリング連盟(UWW)の階級区分が変更となって10階級となったが、オリンピック階級は従来と変わらないことで、リーグ戦での実施階級もそのままとなった。

 《リーグ戦実施階級》57・61・65・70・74・86・125kg級

 計量については、UWWルールが早朝計量となったことで、リーグ戦でも早朝計量となる。UWWでは3日間の試合はないため、初日はリミット計量、2日目は2kgオーバー計量とし(注=2018年のみ)、3日目の最終日は計量を実施しない。ただし、大会に出場する選手は必ず初日の計量をパスする必要があり、初日の計量をパスしなかった選手が、2日目や3日目の試合に出場することはできない。

 初日に57kg級でパスした選手が2日目の試合に出るには、2日目の計量を「59kg」でパスしなければならない。そのうえで61kg級の試合に出ることはできるが、最初から61kg級の2kgオーバーの体重で計量することはできない。

 2日間で実施する二部リーグは、初日がリミット計量で、2日目(最終日)は計量を実施しない。これは、最終日には入れ替え戦があり、一部リーグと条件を同じくするため。

 昨年12月の全日本選手権の時には、計量のあと、体育館内のカフェテラスでケータリング(出張レストラン)という形で選手に食事を供給したが、全日本選手権とは参加選手数が違うため、同様のケータリングは不可能と判断。ランチボックスといった形で対応できるかを今後検討していく。

 いずれにせよ、コンロや電熱器の使用は禁止。「ゴミ散乱の苦情は絶対にないようにしたい」(多賀恒雄会長)という。

 同連盟が主管する全日本学生選手権は、女子は1日での実施だが、男子は2日間試合となるため、初日はリミット計量、2日目は2kgオーバー計量とする。従来2kgオーバー計量による1日試合だった東日本学生新人選手権・選手権については、早朝の2kgオーバー計量とする。

 全日本大学グレコローマン選手権の進行スケジュールについては、全日本学生連盟と話し合うという。

 他に、昨年秋に練習中の事故で重大な後遺症を負った選手がいたことをふまえ、大会における保険について論議され、しっかりと対応していくこととなった。

© 公益財団法人日本レスリング協会