25日にプレミアリーグ第28節が行われ、2位マンチェスター・ユナイテッドはホームで4位チェルシーと対戦した。試合前の時点でマンUの勝ち点は56、チェルシーは53となっており、チェルシーが勝てば勝ち点で並ぶことになる。そうなればトップ4争いは大混戦だ。
序盤はチェルシーがボールを支配しながら攻め、マンUは引いて守る形に。マンUとしてはボールを奪ってカウンターに繋げたいところだが、先にカウンターを炸裂させたのはチェルシーの方だった。
32分、アントニオ・バレンシアのクロスをクリアしたところからチェルシーのカウンターがスタート。ウィリアンとエデン・アザールの2人が巧みに速攻を仕掛け、最後はアザールのパスを受けたウィリアンが豪快に右足でGKダビド・デ・ヘアの守るネットを揺らして先制に成功する。
しかしマンUも黙ってはいない。その7分後にはアントニー・マルシャル、ポール・ポグバ、ネマニャ・マティッチ、ロメル・ルカクがバイタルエリアで小刻みにパスを繋ぐと、これが綺麗に通ってルカクが左足で決めてマンUが同点に追いついた。なかなかマンUは攻撃の形が見えなかっただけに、前半のうちに追いつけたのは非常に大きかった。
後半に入るとホームのマンUがボールを持つ時間が長くなり、指揮官ジョゼ・モウリーニョも逆転弾を狙ってマルシャルを下げてジェシー・リンガードを投入。すると75分、この交代策が見事にヒット。ルカクが右サイドからクロスを上げると、上手く走り込んだリンガードが頭で決めて2-1と逆転。
チェルシーは慌ててオリヴィエ・ジルー、セスク・ファブレガスと攻撃的なカードを切ったが、ゴールには届かず。試合前から両指揮官の舌戦にも注目が集まっていたこの一戦を制したのは2位マンUだった。
[スコア]
マンU 2-1 チェルシー
[得点者]
マンU:ロメル・ルカク(39)、ジェシー・リンガード(75)
チェルシー:ウィリアン(32)
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