ジェコス、「ペッパー」が受付に登場

 重仮設業大手のジェコスの受付で新たな〝社員〟が笑顔を振りまいている。

 訪問したお客さんを迎えるのはソフトバンクグループのヒト型ロボット「ペッパー」。客先で「ペッパー」に触れた馬越学社長が昨年12月に導入を決め、今年2月から〝入社〟。案内業務を行なっている。

 「お客さんが『ジェコスはこんなこともやっているんだ』と思ってもらえればいいね。重仮設業を担うジェコスのイメージアップにつながれば」と馬越社長は語る。「新入社員の会社説明など採用活動にも活躍してほしい」と新戦力への期待は高い。

 同社では工場へテレビカメラを設置し不安全行動の防止を図っているほか自動ケレン機の導入なども進めている。

 馬越社長は「新しい技術は積極的に取り入れていきたい。そのためには収益の確保がまず必要。賃貸価格の値上げを進めていきながら技術力で補っていきたい」と意欲を燃やす。

© 株式会社鉄鋼新聞社