春の嵐の前の静けさ

きょうは関東から西の地域で穏やかに晴れそうです。東海や西日本では、きょうの日中も15℃前後まで上がって、すっかり春の陽気です。先月末から今月はじめの西の極寒の日々を考えると、ようやくホッとできる季節がやってきたと感じます。

ただ、あすからあさって木曜日にかけては、春の嵐に要注意です。前線を伴った低気圧が日本海を進むため、九州や四国ではあすの昼頃から雨が降り始め、夜遅い時間には、関東まで雨の範囲が広がる見通しです。あすの夜からあさっての日中にかけては各地で雨脚の強まる時間があり、風も吹き荒れて、横殴りの雨となるところもありそうです。また、あさっては北日本や北陸でも雨が降りますが、低気圧や前線に向って暖かい空気が流れ込むため気温は高く、青森でも10℃くらいまで上がる予想です。積雪の多い地域では急速に雪どけが進むとみられ、なだれや融雪洪水に注意が必要です。

気象予報士・染井 明希子

画像について:27日の天気予報。

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