福井県18年度当初予算案、新幹線延伸に4割増の245億円

 福井県の2018年度当初予算案は、一般会計規模4790億円で前年度当初に比べ1・5%増と2年ぶりに増加。そのうち投資的経費は1120億円で同7・4%増となっている。

 敦賀開業に向け工事が本格化している北陸新幹線の整備事業費では県内区間の橋りょう、高架橋、トンネル工事に1225億円(前年度871億円)が予定され、そのうち県の負担金は4割増となる245億円(同174億円)を計上。建設費は3年連続で大幅な増額となった。

 また中部縦貫自動車道は早期全線整備を目指し、大野・大野東間の用地取得を進めるとともに大野東・油坂間の工事進ちょくを図る。整備事業費総額173億円(前年度112億円)のうち、県負担金は6割増となる43億円(同27億円)。

 その他の主な建設関連事業(一部)をみると北陸新幹線関連公共施設等整備2億円。北陸新幹線三駅周辺整備8千万円。敦賀港鞠山南地区2期工事8億円。

 認定こども園施設整備(9カ所)2億円。児童養護施設整備2億円。介護施設等整備5億円。障害者福祉施設整備3億円。

 小浜警察署建設2億円。「道の駅」整備1億円。足羽川ダム建設12億円。原子力災害制圧道路等整備94億円。

 17年2月補正予算では1、2月の豪雪に対応し除排雪経費11億円のほか、公共事業の実施に65億円などを盛り込んだ。

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