生活情報を地図でお届け 「わくわくマップ」3月公開 平塚市

画面の説明をする市職員

 平塚市は20日、報道陣むけに説明会を開き、子育てや災害対策など暮らしに役立つ情報を地図上に落とし込み、ネット上で閲覧できる公開型地理情報システム「ひらつかわくわくマップ」を3月1日から公開すると発表した。

 市HPから接続できる無料サービスで、パソコンやスマートフォンから情報を入手できるというもの。「子育てマップ」や「ハザードマップ」「バリアフリー」「道路」など13カテゴリー・34種類の情報が公開される。

 たとえば、子育てマップのカテゴリーでは、学童保育施設や公園、オムツ交換ができるトイレの位置を確認できるほか、それらを地図上で重ね合わせ一覧も可能。ハザードマップも同様で、地震や津波、土砂災害などの地点ごとの予測を一目で把握することもできる。

 市では認定路線網図のみを2009年4月からウェブ公開していたが、市民の生活の利便性などを考慮し大幅な地理情報の公開に踏み切った。市担当者は「地理情報を常時提供することで市への問い合わせが減り、行政業務の効率化も図れる」と期待を寄せている。

 システム構築費用は970万円。来年度の運用費は330万円を見込んでいる。

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