『フィアット500X』が待望の最新ユーコネクト採用。『500』の限定車も登場

 現代に甦った『フィアット500』の流れを汲んだデザインと、高い居住性や利便性を兼ね備えたスモールSUVとして登場した『フィアット500X』が一部改良を受け、全モデルに待望の最新世代インフォテインメントシステム“Uconnect(ユーコネクト)”を採用。2月22日から発売開始となっている。

 2015年10月に日本上陸を果たし、2017年7月には自動ブレーキ(クラッシュミティゲーション付前面衝突警報)の標準化など安全機能を中心とした仕様の向上が施されてきた『フィアット500X』。今回の仕様変更では、スマートフォンとの連携を強化するなど機能がさらに充実した、大型タッチスクリーン採用の最新世代インフォテインメントが採用された。

 ラインアップは従来どおり、充実した安全装備や機能を持つ1.4リッター4気筒直噴ターボと6速乾式DCTを持つFFモデル“Pop Star”をはじめ、レザーシートなどの豪華装備を持つ同“Pop Star Plus”に、専用エクステリアや高出力仕様エンジンおよび9速ATの採用などSUVとしてのルックスと走りを強化した4×4モデルの“Cross Plus”の3グレードが用意される。

 その全グレードに標準装備として採用される今回の“Uconnect(ユーコネクト)”は、5インチから7インチへとサイズアップした大型タッチパネルモニターを備え、視認性や操作性が大幅に向上。

 さらにApple CarPlayおよびGoogle Android Autoに対応し、タッチパネルモニターなどを介して目的地の検索や設定、ハンズフリー通話やメッセージの送受信、音楽再生などスマートフォンの機能が簡単に操作できるようになった。

 また、センターコンソールに備わるUSBポート(iPod/iPhone対応)を従来の1ポートから2ポートへと増設。これによりスマートフォン2台を同時に充電することも可能となり、移動時間をより有効に活用することが出来るなど、細部にわたり機能向上が図られた。

 このほか、バイキセノンヘッドライトをはじめ、コーナリングフロントフォグランプ、クルーズコントロール、デュアルゾーン式フルオートエアコン、パドルスイッチ、レーンデパーチャーウォーニング(車線逸脱警報)、START&STOPシステムなど豊富な装備を全車に標準装備。

 ボディカラーにはカプチーノ・ベージュ、ジェラート・ホワイト、パッション・レッド、アバター・ブルーに加え、新色ファッション・グレーの全5色が設定され、価格は292万7000~343万5000円となっている。

 これと合わせて、基幹モデルの『500』にもアイボリーの上品なカラーコーディネートの限定車『500 Pura(プーラ)』が登場。

『500』では世界初採用となる、清楚な雰囲気のなかにも温かみのあるアイボリーのボディカラーを基調に、クローム仕上げのエクステリアミラーハウジングや15インチダイヤモンドフィニッシュアルミホイールをアクセントとして採用。

 ベースモデルとなる“ラウンジ”グレードに装備されるバイキセノンヘッドライトやフルオートエアコン、アラーム式リアパーキングセンサーに加えて、電動サンルーフやリアプライバシーガラスを特別装備し、充実した機能にきらびやかなエクステリアパーツが彩りを添える、華やかな印象の1台に仕上げられている。

 この限定車『500 Pura(プーラ)』は、3月3日からの発売となり限定台数は200台。価格は247万円となっている。

500X公式サイト:http://www.fiat-auto.co.jp/500x/
500pura公式サイト:http://www.fiat-auto.co.jp/limited/pura/

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