あす夕方以降、西から大雨と暴風

2月もあと一日、気象の冬(12~2月)が終わります。長くて、厳しかった。11月中ごろから低温が続いて、厳寒期には「数十年に一度レベルの寒気」が何度も襲いました。記録的な豪雪で災害も発生してしまいましたが、現在も、福井市ではまだ平年の4倍以上の雪が積もっていて、北海道の一部で、観測史上もっとも深い積雪となっています。

あすから木曜日にかけて、暦だけでなく実際に、嵐が春を連れてやってきます。気温の上昇や雨で雪解けが進むと、なだれや浸水だけではなく、土砂災害の危険度も増します。雪解けによる土砂災害は、雨によるもののように警戒期間やエリアの予測がしにくく、ようやく冬を越えても、今年は特に気の抜けない状況が続きます。

気象予報士・美濃岡 洋子

画像について:木曜朝の雨と風の予想

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