すべてのPhantom 4シリーズに対応する農業リモートセンシング用ジンバル
Sentera Micro Gimbalを発表したSentera社は、米国で農業業界向けの統合リモートセンシングや分析にIoTソリューションを提供している。同社は、オリジナルのドローン開発から農業リモートセンシングに必要とされるNDVI(標準化差植生指数)やNDRE(正規化差異赤色エッジ)などを収集できるセンサーも開発してきた。例えば、Sentera Double 4Kというマルチスペクトルセンサーは、2つのカメラで高メガピクセルのカラースチルに近赤外線(NIR)およびNDVIデータ、さらに4Kビデオをキャプチャできる。また、SENTERA HIGH-PRECISION NDVI & NDRE (RED EDGE) SINGLE SENSORSは、特許出願中の技術を利用してスペクトル帯域分離を改善し、より正確な植生指数測定値を生成する。
今回、発表されたSentera Micro Gimbalは、米国では$699(約8万円)で販売される。このジンバルに高精度なシングルセンサーを取り付けることで、精密農業に必要なリモートセンシング用ドローンとして、DJI Pahntom 4を使えるようにする。対応する機種は、StandardにAdvancedとProになる。ジンバルは、機体の後方に取り付けるようになっていて、本体のRGBカメラの性能や機能には影響を与えない。ちなみに、同社はDJI INSPIREにSentera Double 4Kを取り付けるジンバルとアップグレード作業をすでに提供しているが、その価格は$3,469〜$3,718(約40万円)となっている。ただし、日本に販売代理店などはない。米国に問い合わせたところ、ジンバルの日本への発送は可能だという。詳しくは、同社のサイトから質問してほしいとのこと。
https://sentera.com/