風の強さも 春の特徴

昨夜、帰宅中に感じたのは「これまでほど寒くない。空気の質が変わった」。今朝、発見したのは、少しずつ咲き始めていた沈丁花の香り。

でも、浮かれていられないのは、春には荒れた天気が付き物ということです。これまで冷たい空気だけで落ち着いていたところに、いきなり南から暖気が突っ込んでくるので、それはもう空気関係で揉め事が起こって当たり前なのです。1日にかけては大雨や強風、高波、落雷、突風など、霜や低温以外はだいたい出揃う雰囲気です。関東あたりは、通勤通学の時間帯とドラマの演出用のような風雨が予想されるため、まずはそちらを乗り越えなくてはいけません。

さらに、昼間は急速に天気が回復し、時季外れも良いところ的な気温の高さに。東京や横浜は軽く20℃を超えるので、交差点・上着を脱いで額に手をかざす人の映像がもうすでに浮かんでいます。

気象予報士・高橋 和也

画像について:3月1日午前7時 雨と風の予想

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