古河電工、UACJ役員人事に反対表明 山内・岡田両氏の退任要求

 古河電工は27日、UACJが発表した来期の役員人事に対して筆頭株主として反対を表明した。同日UACJでは6月21日付の経営トップ交代を発表。交代後も山内重徳会長が代表権を持ちながら留任し、岡田満社長は代表取締役副会長に就くとしていた。古河電工では石原美幸新社長の就任には賛成しつつも、これまでの経営実績などを踏まえ山内・岡田両氏が代表取締役にとどまることに反対。取締役からの退任を要求している。

 古河電工はUACJの株式24・9%を保有。持分法適用関連会社の役員人事に反対を表明するのは極めて異例の事態。27日に発表された役員人事が株主総会で提案された場合は反対票を投じる予定。

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