“朝ごはんを通して世界を知る”をテーマにしたレストラン『WORLD BREAKFAST ALLDAY(ワールド・ブレックファスト・オールデイ)』(渋谷区神宮前)では4月1日まで、「Heart of Europe」といわれ、地理的にも文化的にも東西ヨーロッパの懸け橋となっているポーランドの朝食を提供しています。
お勧めは、ロシアやイタリア、フランスはいうまでもなく、モンゴルやアルメニア、コサック、ハンガリー、ユダヤ料理の影響も受けているポーランドの定番朝食メニューをワンプレートに詰め込んだ〈ポーランドの朝ごはん〉(1500円)です。
まずは、ヨーロッパで一番の生産を誇るリンゴの入ったパンケーキ〈ラツーシュキ〉。この“お袋の味”は、リンゴのほのかな酸味と食感が楽しめます。次は、すりおろしたジャガイモと小麦粉を混ぜて焼いたパンケーキ風の〈プラツキ〉。アメリカ大陸から西欧経由で伝わってきたジャガイモは、今では主食といえるほど、食べられているそうです。
これらに加え、カッテージチーズのような〈トゥファルグ〉にラディッシュとネギを入れたものや、ポーリッシュソーセージの〈キエウバサ〉、トマトなどを使ったスクランブルエッグを味わえます。
このほか、ライ麦粉とハーブ類をぬるま湯に混ぜて4、5日発酵させた液状のジュルをベースにした、ちょっと酸味のある伝統的なスープ〈ジュレック〉(680円)や、日本の餃子を大きくしたような〈ピエロギ〉などのサイドメニューもあります。
ピエロギの中身は、肉から果物までさまざまですが、今回はキノコとジャガイモが入っています。
もちろん、デザートも。ポーランド出身のローマ法王 ヨハネ・パウロ2世(在位:1978~2005年)も愛したという、パイ生地の間にたっぷりのバニラカスタードクリームを挟んだ〈クレムフカ〉(480円)や、トゥファルグを使ったベイクドチーズケーキ〈セルニック〉(480円)などを食べることができます。
ちなみに、ベイクドチーズケーキはポーランド発祥のスイーツです。
ドリンクでは、果物のコンポート(680円)や、まるで麦茶のようでカフェインフリーの穀物コーヒー(480円)、スパイス入りの紅茶〈ヘルバータ〉(580円)などがあります。
コペルニクスやショパン、キュリー夫人などの故郷であるポーランド。今年6月28日には、サッカーのワールドカップ(W杯)ロシア大会の1次リーグで日本と対戦します。
日本人には、あまり馴染みのない国ですが、朝ごはんをきっかけに、ちょっと仲良くなってみませんか。
WORLD BREAKFAST ALLDAY
所在地:渋谷区神宮前 3-1-23 1F
営業時間:7:30~20:00(L.O. 19:30)
電話番号:03-3401-0815
不定休
※ポーランド料理の提供は2018年4月1日(日)まで