ユヴェントスやイタリア代表などでの指揮を経て、2016-2017シーズンの開幕前にチェルシーに赴任したアントニオ・コンテ監督。就任1年目でプレミアリーグ制覇を成し遂げた同監督だが、補強方針をめぐるクラブ首脳との確執の噂が各メディアで報じられるなど、今季は芳しくない状態に。また、今季の同リーグ28試合消化時点で5位に留まっていることから、今季限りでの退任が有力視されている。
こうした状況のなか、イタリアサッカー連盟（イタリア代表）が同監督の招聘に本腰を入れたことが英『talk SPORT』で明らかに。アレッサンドロ・コスタクルタ氏（同連盟副コミッショナー）が「まだ決まったわけではないが、コンテの招聘が最良だと思っている。数ヶ月以内に彼と話し合うつもりだ」と発言したことから、一連の噂の信憑性が高まっている。
かねてより同クラブ退団の噂を否定し続けているコンテ監督だが、今後の戦績しだいでは、同クラブの首脳陣が同監督の即時解任に踏み切っても不思議ではない。3月4日に行われるマンチェスター・シティとの上位直接対決（プレミアリーグ第29節）や、同月14日に行われるUEFAチャンピオンズリーグのラウンド16（バルセロナ戦）の行方が同監督の運命を左右するだろう。
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