ピアチェンツァやカリアリでのプレイを経て、2014年よりローマに在籍しているMFラジャ・ナインゴラン(29歳/ベルギー代表)。攻守両面におけるハードワークや屈強な対人守備で同クラブのサポーターの人気を集め、“忍者”という愛称で親しまれている同選手だが、かねてよりチェルシーなどへの移籍の噂が絶えないことから、動向が注目されている。
こうした状況のなか、同選手が自身の去就について言及。ローマでの生活に満足していることを強調し、過去に移籍を決断しなかった理由を明かした。米『ESPN』が伝えている。
「チェルシーをはじめとする他のクラブに行くことはできたけど、この歳になってから異国の地で新しいことに取り組むのは違うと感じたんだ。僕自身、最も幸せに生きることができる環境を望んでいるからね。もし僕がお金だけに興味を示す人間であれば、とっくに移籍していたよ。僕にとっての最優先事項は幸せに生きることであり、そういった意味でローマは完璧な場所なんだ」
昨夏にローマとの契約を2021年までに延長したナインゴラン。新契約締結後も移籍に関する憶測が絶えなかった同選手だが、今回のコメントで一連の噂に終止符を打ったと言えるだろう。