ハミルトンがミディアムで4日間総合のトップ。マクラーレン順調、レッドブルにトラブル/F1テスト デイ4

 2018年第1回F1プレシーズンテストが4日目最終日を迎えた。カタルニア・サーキットがウエットからドライへとコンディションが変化するなか、10チーム15人のドライバーが走行した。

 前日は雪と雨の悪天候となり、ほとんどのチームが走行を行わなかったが、3月1日は昼ごろから路面が乾き、気温も上昇、各チームが遅れを取り戻すために積極的に走りこんだ。

 テスト初日に25周を走ったのみだったメルセデスのルイス・ハミルトンがこの日の午後に登場。69周を走行し、ミディアムタイヤで出した1分19秒333のタイムで4日間総合トップとなった。午前中を担当したチームメイトのバルテリ・ボッタスは、60周を走るなかで、ミディアムタイヤでこの日の12位にあたる1分22秒789をマークしている。

 2位タイムを出したのは、マクラーレンのストフェル・バンドーンだった。朝から夕方にかけて110周を走ったバンドーンはハイパーソフトでの1分19秒854が自己ベストタイムとなった。テスト3日目にほとんど走れなかったアロンソが16時ごろからマシンを引き継ぎ、51周を走行。スーパーソフトでの1分20秒929で5位となった。

 フェラーリのセバスチャン・ベッテルが3位。120周を走りこんだベッテルは、ソフトで1分20秒241のタイムを記録している。

 トロロッソ・ホンダのピエール・ガスリーが10位。ガスリーはドライバー別周回数ではこの日最多の147周を走りこみ、スーパーソフトで1分22秒134を記録した。

 13位、14位にはザウバー勢が続いた。前半を担当したマーカス・エリクソンは午前中にターン2でコースオフ、赤旗を出したものの、すぐにチームはマシンの準備を整え、エリクソンをコースに復帰させた。コースが乾き、スーパーソフトに履き替えた後、エリクソンは14位となる1分23秒825をマークした。14時ごろから走行を始めたシャルル・ルクレールは、ソフトで1分22秒808を出し、13位となった。

 今週のテストは終了し、第2回テストは3月6日にスタートする。

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