関東の春一番と北日本の冬の嵐

気象庁は、きのう関東地方で春一番が吹いたと発表しました。
低気圧の発達に伴って南よりの風が強まったことで吹いたわけですが、きょうは風は風でも、猛ふぶきをもたらす暴風が北日本で吹き荒れています。北海道えりも岬では午前9時半前に最大瞬間風速44.3メートルを記録し、3月としては最も強い風を観測。秋田県や山形県でも瞬間的に30メートルを超えるような暴風を観測しました。

このあとも昼過ぎまでは北海道を中心に北日本で雪を伴った非常に強い風が吹くおそれがあります。引き続き、暴風雪や高波、また、高潮にも厳重な警戒が必要です。車を運転される際はいつも以上に慎重に、そして、無理な外出は控えるようになさってください。

気象予報士・多胡 安那

画像について:2日午前6時の天気図と衛星画像。

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