新日鉄住金エンジ、シャフト炉式ガス化溶融炉を相次ぎ受注

 新日鉄住金エンジニアリング(社長・藤原真一氏)は1日、千葉県銚子市と静岡県浜松市で一般廃棄物処理施設の整備・運営事業を相次ぎ受注したと発表した。同社を代表企業とするSPC(特別目的会社)が受注したもので、いずれもシャフト炉式ガス化溶融炉が採用された。

 千葉で受注したのは日当たり処理能力99トンのガス化溶融炉2炉などで、受注額は366億8千万円(税別)。東総地区広域市町村圏事務組合から設計・建設は同社が、運営業務は同社と日鉄住金環境プラントソリューションズで構成される東総クリーンシステムが受注した。事業方式はDBO方式で、同社が本方式で整備運営事業を受注するのは7件目。工期は21年3月まで、運営業務は21年4月~41年3月までの20年間。

 また、静岡で受注したのは日当たり処理能力199・5トンのガス化溶融炉2炉などで、受注額は720億円(税別)。同社のほか日鉄住金環境プラントソリューションズ、西松建設、中村建設、中村組、フジヤマ、広築、矢橋工業で構成される浜松クリーンシステムが受注した。事業方式はBTO方式で、本方式での受注は4件目。工期は24年3月まで、運営業務は24年4月~44年3月までの20年間。

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