関東で春一番 北日本は冬の嵐で猛ふぶきに厳重警戒

2日午前9時 風と降水・降雪の様子

 気象庁は、関東地方できのう(1日)春一番が吹いたと発表した。
また、きょう(2日)は北海道を中心に北日本で冬の嵐となっており、引き続き、猛ふぶきや吹きだまりによる交通障害に厳重な警戒が必要となる。

 きのうは日本海を低気圧が発達しながら北東へ進み、さらに関東付近にも別の低気圧が発生し、発達しながら北上した。
この影響で、関東では南部を中心に南よりの風が強まり、最大瞬間風速は東京で15.7メートル、千葉で21.5メートル、横浜で20.6メートルを観測。
気象庁は、きのう関東地方で春一番が吹いたと発表した。昨年より12日遅い発表。

北日本では大荒れ

2日正午 北日本の風と雪の様子

 一方、この低気圧の影響で、北日本では大荒れの天気となっている。
北海道を中心に雪を伴った非常に強い風が吹き、猛ふぶきになっている所がある。
北海道えりも岬では午前9時半前に最大瞬間風速44.3メートルを記録。
また、秋田県山本郡八峰町八森でも瞬間的に31.5メートルの暴風が吹き荒れ、いずれも3月としては最も強い風を観測した。

 
 このあとも昼過ぎにかけては北海道や東北の日本海側を中心に、非常に強い風を伴った雪が降るおそれがある。
引き続き、暴風雪や高波、高潮に厳重な警戒が必要となる。

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