鈴鹿10時間の暫定エントリーリスト発表。日本、欧州、アジアから27台が名を連ねる

　鈴鹿サーキットを運営するモビリティランドは3月2日、2018年から新たなレースイベントとして開催される8月24〜26日に開催される第47回サマーエンデュランス『鈴鹿10時間耐久レース（Suzuka 10h）』の暫定エントリーリストを発表した。

　FIA-GT3カーやJAF-GTマシンなど『GT3カー世界一決定戦』として2018年から新たなレースとして開催される鈴鹿10時間。インターコンチネンタルGTチャレンジ（IGTC）の一戦にも数えられる真夏の一戦だが、その最初のエントリーリストが公開された。

　すでに国内外のチームから参戦表明が相次いでいる鈴鹿10時間だが、ヨーロッパ勢は7台が名を連ねている。いずれもGT3レースでは間違いなく強豪と言えるチームたちで、ベントレーはワークスのMスポーツが参戦。IGTCにシリーズエントリーしていることから、新型コンチネンタルGT3が登場するのは間違いないだろう。

　また、アウディ勢では『Audi Team』という名が見られるが、これも欧州チームが参加すると考えていいだろう。アウディもIGTCにエントリーしており、日本のAudi Team Hitotsuyamaとともにマニュファクチャラーとして参戦することが考えられる。

　IGTCマニュファクチャラーでは、さらに名門マンタイ・レーシングがポルシェ911 GT3 Rで参戦することになった。耐久レースでは主役と言える存在だけに、必見なのは間違いない。またメルセデスは、今季からセミワークス格となっているストラッカが2台をエントリーしている。IGTCチームではマクラーレンもマニュファクチャラー登録をしているが、こちらの名前はまだ見られていない。

　またヨーロッパ勢では、長年GTレースで活躍するドイツのキャラウェイ・コンペティションがコルベットC7 GT3-Rで参戦することになった。日本ではまずお目にかかれないマシンだが、2017年は激戦区であるドイツのADAC GTマスターズの王座も獲得している実力派だ。

　アジア勢も注目の顔ぶれが揃う。台湾の強豪FIST-AAI（BMW）、ハブオート（フェラーリ）、そして今季ニッサンGT-RニスモGT3のオフィシャルパートナーチームとなったKCMGも2台をエントリーさせている。

　迎え撃つ日本勢は、スーパーGT300クラスチャンピオンチームであるGOODSMILE RACING & Team UKYOをはじめ強豪が多数エントリーしており、こちらも見逃せない。参戦表明時に「1台もしくは2台」としていたD’station Racingも2台を揃えることになったほか、これまで参戦表明がされていなかったチームとしては、ランボルギーニ・ウラカンGT3で参戦するJLOCや、昨年までGT300に参戦していたRn-Sports、スーパー耐久に参戦するNissoku Racingもエントリー。Nissoku Racingはaprがメンテナンスだけに、こちらも注目だ。

　第2次エントリーは3月12日からスタートするとのことで、フルグリッドの50台まで残りは23台。いったい最終的にどんな顔ぶれがそろうだろうか……!?