バレーボールのやまゆり杯・小田急旗争奪第４２回県家庭婦人大会の県決勝大会は３、４の両日、藤沢市秋葉台文化体育館で行われる。前回３連覇を飾り、推薦出場する羽鳥（藤沢）と１１地区の予選を勝ち抜いた計２３チームが出場。県内５３０チームの頂点を懸けて争われる熱戦を各ブロックごとに展望する。【Ａブロック】羽鳥がリード 大会４連覇を目指す羽鳥がリード。１８２センチのエース藤田は大会屈指のアタッカーだ。２年前の決勝で羽鳥に敗れた豊川（小田原１位）は伊藤のスパイクで勝機をうかがう。実業団の東芝でプレーした経験がある主将山田を擁する前々回４強の芹南（横浜南１位）や鶴が台クラブ（湘南２位）も力があり、序盤から流れをつかみたい。【Ｂブロック】雪辱誓う大越 昨年準優勝で雪辱を誓う大越（藤沢１位）と前々回４強で団結力のあるくぬぎ（相模原１位）の初戦が注目だ。大越はセッター岩嵜を軸に素早いトスワークが顕在。堰チーム（川崎２位）はレシーブに安定感があり、実力は十分。ベテランが主力の阿久和（横浜北２位）やメンバー１０人で地区優勝の妻田（県央１位）、鶴巻クラブ（平塚２位）も上位を狙う。【Ｃブロック】勢いある真土 前衛３人が３０代と勢いのある真土（平塚１位）が優勢。独特なリズムのパス回しから攻撃につなげる。南生田（川崎１位）は攻守のバランスが魅力で県決勝大会出場８度目で初優勝を目指す。決勝大会初出場で堅守の明治（藤沢２位）は常連のミッキーマウスクラブ（湘南１位）との初戦に挑む。さつき（横須賀２位）と鶴間台（大和１位）も好調で接戦が予想される。【Ｄブロック】坂本クに注目 昨夏の県大会で羽鳥を下した坂本クラブ（横浜北１位）が台風の目となるか。前回４強のＷＩＮＧ（相模原２位）は顔触れが大きく変わったが、抜群の連係を見せる。堅守の下小ブレンド（横浜南２位）も楽しみ。初出場の馬堀（横須賀１位）はエース種山の機動力が頼もしく、２０代の若手がけん引する足柄（小田原２位）や大谷（県央２位）も好調だ。
