全日本スーパーフォーミュラ選手権を運営する日本レースプロモーション(JRP)は3月2日、鈴鹿サーキットで3月10~11日に開催される『2018モータースポーツファン感謝デー』、翌12~13日に開催される第1回公式合同テストのエントリーリストを発表した。
2018年のスーパーフォーミュラは、シリーズ全戦でタイヤ2スペック制が採用され、これまで以上に激しいバトルやチームの頭脳戦が繰り広げられる。また、ドライバー面では松下信治や福住仁嶺といった海外フォーミュラでキャリアを積んできた若武者たちが、石浦宏明や山本尚貴といった強豪ドライバーたちと覇を競うことになる。
そんな2018年シーズン開幕に先立って、デモラン『SUPER FORMULA オープニングラップ』などが行われる鈴鹿ファン感謝デー、そして開幕戦に向けた第1回公式合同テストのエントリーリストが発表された。
3月2日に発表されたエントリーリストは、基本的にはトヨタ、ホンダ各陣営が発表した2018年参戦体制で発表されたドライバーが名を連ねているが、これまでTBNとされていたチーム・ルマンの7号車、B-Max Racing teamの50号車に乗り込むドライバーが明らかとなっている。
2018年は『UOMO SUNOCO TEAM LEMANS』として参戦するルマンの7号車には、ウイリアムズF1の公式ヤングドライバーで、2017年12月に鈴鹿で行われたエンジンメーカー/ルーキーテストに姿を現したオリバー・ローランドが名を連ねた。
ローランドはファン感謝デーと12日のテスト初日のみの参加だ。
また、B-Maxの50号車には千代勝正が乗り込むことになった。千代は2017年にB-Maxがスーパーフォーミュラ参戦を決定した際にもドライバー候補として噂されたひとり。スーパーGTでも速さを発揮しているだけに、どんなパフォーマンスを見せるか注目だ。
ただし、ローランドと千代のふたりがシリーズにも参戦するかは現時点で明らかになっておらず、現状はこのファン感謝デー/第1回公式テストのみの参加となっている。
なお、50号車については鈴鹿ファン感謝デーのみ、本山哲がステアリングを握るほか、公式テスト2日目は、VANTELIN TEAM TOM’Sの中嶋一貴に代わり、ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラが36号車をドライブする。
■鈴鹿ファン感&公式合同テスト エントリーリスト(3月2日時点)
No Driver Entrant Engine ファン感 3月12日 3月13日
1 石浦宏明 INGING MOTORSPORT トヨタ RI4A ● ● ●
2 国本雄資 INGING MOTORSPORT トヨタ RI4A ● ● ●
3 N.キャシディ KONDO RACING トヨタ RI4A ● ● ●
4 山下健太 KONDO RACING トヨタ RI4A ● ● ●
5 野尻智紀 DANDELION RACING ホンダ HR-414E ● ● ●
6 松下信治 DANDELION RACING ホンダ HR-414E ● ● ●
7 O.ローランド UOMO SUNOCO TEAM LEMANS トヨタ RI4A ● ● –
8 大嶋和也 UOMO SUNOCO TEAM LEMANS トヨタ RI4A ● ● ●
15 福住仁嶺 MUGEN ホンダ HR-414E ● ● ●
16 山本尚貴 MUGEN ホンダ HR-414E ● ● ●
17 塚越広大 REAL RACING ホンダ HR-414E ● ● ●
18 小林可夢偉 carrozzeria Team KCMG トヨタ RI4A ● ● –
19 関口雄飛 TEAM IMPUL トヨタ RI4A ● ● ●
20 平川亮 TEAM IMPUL トヨタ RI4A ● ● ●
36 中嶋一貴 VANTELIN TEAM TOM’S トヨタ RI4A ● ● –
36 J-P.オリベイラ VANTELIN TEAM TOM’S トヨタ RI4A – – ●
37 J.ロシター VANTELIN TEAM TOM’S トヨタ RI4A ● ● ●
50 本山哲 B-MAX RACING TEAM ホンダ HR-414E ● – –
50 千代勝正 B-MAX RACING TEAM ホンダ HR-414E – ● ?
50 J.マーデンボロー B-MAX RACING TEAM ホンダ HR-414E – ● ?
64 N.カーティケヤン TCS NAKAJIMA RACING ホンダ HR-414E ● ● ●
65 伊沢拓也 TCS NAKAJIMA RACING ホンダ HR-414E ● ● ●
※●は参加予定