山北町長選:現職の湯川氏が出馬表明

 任期満了(7月21日)に伴い、7月に実施予定の山北町長選で、現職の湯川裕司氏(66)は、2日開会の町議会本会議で、3選を目指して無所属で立候補する意向を表明した。同町長選での出馬表明は初めて。

 湯川氏は2期8年の実績として、定住促進住宅の整備や企業誘致、単位制・広域通信制高校の開校、D52形蒸気機関車の復活などを列挙。「流れを一過性に終わらせることなく、築き上げてきた成果を未来につなげ、『元気な山北のまちづくり』を加速させるべく、山積する課題に積極的に取り組んでいかなければならない」と述べ、3期目に意欲を示した。

 3期目に取り組む課題としては、「洒水の滝」(同町平山)の遊歩道の再整備や山間部の町有地の利活用などを挙げた。鈴木登志子氏(無所属)の一般質問に答えた。

 湯川氏は税理士事務所職員や町議などを経て、2010年7月の同町長選に初挑戦し、当時の現職を破った。再選は12年ぶりの無投票だった。

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