本厚木駅 南口の顔 いよいよ着工 完成は20年11月予定 厚木市

完成イメージ(手前が本厚木駅)=本厚木駅南口地区市街地再開発組合提供

 3月から着工する本厚木駅南口の再開発事業地内で2月26日、工事の安全を祈願する起工式が行われた。再開発事業は、商業や業務施設、住宅が一体となった再開発ビルの整備と、安全で快適な駅前広場の拡充整備を進め、魅力ある本厚木駅南口の顔づくりをめざすもの。式典には施行者の本厚木駅南口地区市街地再開発組合(柳田光太郎理事長)の組合員や、自治会、市役所、工事関係者など約70人が出席した。

 再開発事業は、駅南口の面積約0・8haが対象。2015年5月に都市計画決定された。

 再開発ビルは、鉄筋コンクリート造で、地下2階、地上22階建ての計画。高さは85mになる。1階から3階までに、商業や業務施設などの店舗が入り、4階から22階には165戸の住宅が入る予定。地下には約600台が収容できる市営駐輪場も整備される。

 現在約3460平方メートルある駅前広場は、権利者敷地の一部を活用し、約4270平方メートルに拡充。新たに歩行者デッキや一般車乗降場が整備される計画。

 再開発ビルと駅前広場の完成は、2020年11月を予定している。

ランドマーク活性化に期待

 この日の式典には、柳田理事長をはじめ、小林常良厚木市長、難波達哉厚木市議会議長、工事を請け負う特定業務代行者の(株)フジタや共同企業体の(株)小島組の関係者なども出席。工事が事故なく安全に完了することを願い、くわ入れなどを行った。

 柳田理事長は式典後、本紙の取材に「無事に工事が終わって、駅南口のランドマークになってもらうのが一番。周辺の活性化につながってもらえれば」と期待を込めた。

くわ入れを行う柳田理事長(左)ら

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