「バロンドールなんて考えたこともなかった」 カカーが振り返る世界最高の感覚

バロンドールを獲得したカカー photo/Getty Images

今ではリオネル・メッシとクリスティアーノ・ロナウドがバロンドールを支配してしまっているが、かつてミランで活躍した元ブラジル代表MFカカーはメッシとロナウドの前にバロンドールを獲得した最後の選手だ。その時は2007年まで遡らなければならないが、当時のカカーも間違いなく特別なクラスにある選手だった。

そのカカーが当時バロンドールを獲得した時の喜びについて、スペイン『MARCA』に明かしている。カカーは自身のキャリアでベストな時間が2007年だったと語っており、子供時代は夢にも思わなかったバロンドール獲得に興奮したようだ。

「世界最高の選手になるなんて考えたこともなかった。プロのキャリアが進むにつれて、もしかしたらそのレベルに達するかもしれないと思うことがあるのは事実だよ。だけど子供の時は夢にも思わなかったよ。バロンドールを獲得するところに達するのは信じられない感覚だ。フットボールは世界で最もポピュラーなスポーツで、多くの人がやっている。その彼らから世界最高の選手と言われるんだ。特別な感じだし、誇り、幸せでもある。チームメイトや監督に感謝だね」

カカーは2006-07シーズンにチャンピオンズリーグを制し、2007年にはクラブワールドカップも制した。まさに最高の瞬間との表現が正しい。その後レアル・マドリードでは苦しい時間を過ごすことになったものの、当時のカカーの輝きをサッカーファンの誰もが覚えているはずだ。

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