「はかま女子」横須賀PR 名所巡りSNS発信

 はかま姿の女性たちが横須賀市の名所を巡り、楽しみながらPRに協力するツアーが3日、開催された。海の魅力を発信して観光客を呼び込む県の「かながわシープロジェクト」の一環で、県内外から10〜20代を中心に約30人が参加。記念艦三笠や猿島を巡り、会員制交流サイト(SNS)を使った横須賀のPRに一役買った。

 国や県、旅客船事業者などでつくる「かながわ海洋ツーリズム推進協議会」の主催。明治改元から150年の節目に合わせ、日本の近代化とともに発展した横須賀の歴史や海のある景観を、女性の視点で発信してもらおうと企画した。

 はかまに着替えた女性たちは三笠の前で記念撮影。思い思いのポーズでお気に入りの一枚を収めていた。クルージングを楽しんだ後、猿島では旧軍施設を見学した。

 ツアーには、より効果的なPRを目的に、画像共有アプリ「インスタグラム」などによる発信で影響力のある、いわゆる「インフルエンサー」も同行。魅力的な景色やスポットの写真撮影に精力的に取り組んだ。

 参加した東京都練馬区の大学生門間陽奈里さん(19)は「写真が好きで参加した。横須賀に来たのは初めて。はかま姿で撮影できてうれしい」と話した。

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