プロの技術を球児に伝授 元日ハム西崎さんら

 元プロ野球選手が子どもたちにプレーの基本を指導する「キッズベースボール教室」が3日、清水ケ丘公園(横浜市南区)で開かれた。野球の底辺拡大と競技を通じて子どもたちに夢を持ってもらうことが目的で、小学1年生から3年生までの48人が参加した。同市少年野球連盟学童部の主催。

 講師を務めたのは、元日本ハムのエースの西崎幸広さん(53)と、元ロッテ捕手で野球日本代表にも選出された里崎智也さん(41)。ノーヒットノーランも達成した西崎さんは「人さし指と中指をボールの縫い目にかけ、手首が使えるよう軽く握る」とボールの正しい握り方を指導し、子どもたちは真剣に聞き入っていた。

 子どもたちが2チームに分かれティーボールでの対決も行われ、懸命にバットを振ったり打球を追ったりする姿に保護者らが拍手を送った。里崎さんは「大事なことは、教わったことができるかどうか。例えばミスをしたら、『次はしない』と心掛けよう」とアドバイスした。

 同市立大岡小3年の森田健太君(9)は「打席でスイングするとき、足をどう意識するかが分かった。参考にしてヒットをたくさん打ちたい」と笑顔で話していた。

© 株式会社神奈川新聞社